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カメラや時計 その他モノ好きなオジサンのブログです


by ysoota
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AURORA OPTIMA

ここのところ毎日 万年筆が欲しい
理想は朝起きると 新しい万年筆とコーヒーが
机の上に用意されていて ペン先など眺めながら・・・
なんてーのは経済的にも環境的にも無理である

それでも現代は家に居て好きな時間に 
万年筆を入手する手段がインターネットという
媒介により可能である しかも料金でさえも
キーボードを叩くだけで支払われてしまうのだから
僕らの世代には脅威としか言いようがない
大げさかもしれないが 生きていてよかった

今回入手したのはイタリアの
AURORA OPTIMA_f0080600_1020133.jpg
AURORAのOPTIMA
AURORA OPTIMA_f0080600_10205218.jpg
旧タイプである AURORAはイタリア北部トリノで
1919年創業というから プラチナ万年筆と
同級生ということになる 1930年代には
初代のオプティマをヨーロッパを中心に
100万本以上をセールスして 創業後僅かにして
メジャーな万年筆メーカにのし上がった

万年筆は単純な構造なので
かなり古い物でも使用が可能である為
オリジナルのオプティマは今や宝物の様に
珍重されている

このキャップリングは2006年にデザイン変更された
コレはソレ以前のもので 現行品ではないが
もちろんオリジナルのオプティマではない
キャップリングの模様は古代ローマ時代のグレカ・パターン
つまりラーメンの器に描かれている模様である
このデザインの起源は4000年の歴史のある中国なのか
はたまたローマ帝国なのかは未研究ではあるが
万年筆に興味の無い方には 中国製?などと
見られても仕方の無いデザインなのではないだろうか

万年筆を使用する上で一番の不安は
インク切れであるが こいつにはリザーブタンクが
装備されているという優れものである
簡単に言ってしまえば インクが切れても
アブラカダブラーと呪文を唱え 天冠部を
一ひねりすると レポート用紙1枚分くらいは
書ける量のインクが供給されるシステムなのだそうだが・・・
どんな構造なのかは不思議の一つである
やはり この不思議の解明には無理をしてでも
デモンストレーターを購入するべきであったのかもしれない

到着した万年筆は 99年9月9日に
銀座三越本店で購入されたものであり
ほとんど使用感の無い 美品であった
by ysoota | 2012-01-08 10:21 | 万年筆